こんにちは、メカニックの大群です。

今回はオイル漏れについてのお話しをしようと思います。

当社では、「この形がいいんだ」や「今この車以外に欲しいと思える車が無い」とおっしゃり、とても愛着を持ってお車をお使いいただいているお客様が多くいらっしゃいます。

しかし、そこで問題になってくるのがメンテナンス。

代表的なものがゴムの劣化によるオイル漏れやブッシュのへたり、ブーツの破れ等です。

新車が作られたのと同時期にお車に組み込まれたゴム部品。年数が経つにつれてだんだん傷みが出てきます。そしてだいたい同じ時期にエンジンの上の方から、下の方からとオイルにじみが発生してきます。

「オイルは少し漏れているぐらいが元気な証拠！！」なんて耳にする事もありますが、漏れは漏れ。環境を考えると勿論修理をした方が良いのですが、なかなか部品が手に入らなかったり、時間がかかってしまうことがあるのも事実です。

そこで、メカニックとして運転に支障が有るのか無いのか、安全に使用できるのか、と考えた場合、あまり気にしなくても良い場合、すぐにではないけど早いうちに修理が必要な場合、今すぐに修理をしないといけない場合の判断をして、お客様に状態をご説明させていただき、修理の方向性をご相談させてもらいます。

今回の事例では後者のすぐに修理が必要となりました。

車検のご入庫で点検をさせてもらって分かったのですが、リアのハブベアリング周りからのオイル漏れです。

漏れたデフオイルが、なんとブレーキに付着しブレーキの片効きが起きていました。

写真を見ていただくと分かると思いますが、ブレーキパッドやディスクローターはデフオイルとブレーキダストでべとべとです。

これでは危ないのでベアリングＡＳＳＹの交換、オイルシールの交換をさせてもらい、ディスクローターやキャリパーの清掃をしっかりとして、ブレーキパッドは新品に交換させていただきました。

今回は車検で分かった事例ですが、駐車場にオイルしみがある等、気になられた場合は是非ご相談くださいませ。