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塵も積もれば・・・

こんにちは、メカニックの山田です。

最近秋らしくなってきて涼しくなりドライブには最高の気候になってきました。こんな時には車の窓を全開にして走るととても気持ちのいいものです。

さて、今回紹介させていただくのがウォータポンプという部品についてです。

簡単に言いますとこのポンプがエンジンの回転に合わせて回ることで冷却水をエンジン全体に圧送し循環させるための部品です。

このウォーターポンプという部品、よくタイミングベルトと同時に交換してくださいと言われることが多いかと思いますがなぜ交換しなければいけないのか不思議に思ったことはありませんか? 今回はずっと使うとどうなってしまうのかを紹介したいと思います。

ポンプ1.JPG

上の写真に写ってるのがウォータポンプです。これだけだとわかりにくいので新品のポンプと比べてみましょう。

ポンプ3.JPG

一目瞭然です・・・

右の物が新品のポンプで羽が6枚ありますがこれが冷却水を押し出すことでエンジン全体に循環します。

では何故この金属の羽が無くなってしまうのでしょう?

理由は大きく分けて2つあります。まず冷却水による腐食です。そしてもう一つが冷却水の中にある小さな気泡が当たることよる摩耗です。

泡が当たっただけでこんな金属の羽が無くなってしまうの?と、イメージしにくいかと思いますが、このポンプは先程説明しましたようにエンジンと共に高速で回転しています。早く回転すれば多く泡も当たります。これが長期間続くことで徐々に徐々に削られていきます。 まさに塵も積もれば山となるです。

左のポンプのように羽が無くなってtしまうと水が流せなくなりエンジンが冷やせなくなってオーバーヒートの原因にもなります。最悪の場合はエンジンに深刻なダメージを与えてしまうこともあります。

このウォータポンプはタイミングベルトによって駆動していることが多いので、そのベルトと一緒に交換することをオススメしています。

少し長くなりましたが交換する理由がわかっていただけたでしょうか? もし何かわからないことがあればどんな小さなことでも気軽に聞いて下さい。納得いただけるまでしっかりと説明致します。

メーカーHPへのアクセスはこちらから!!

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