


大きな努力で小さな成果
1987年の創業以来、多くの輸入車メーカーと新規ディーラー取引を積み重ね、九州各県に 輸入車が広く普及するよう努力してきました。
最初の20年は経営基盤の確立と販路拡大に努め、その後、取り組んできたのは「事業の選択と集中」です。創業当初は10数社に及ぶブランドを取り扱っていましたが、経営資源を段階的に集中してきた結果、現在は、ポルシェ、プジョー、シトロエンの3ブランドに絞り込んで事業を展開しています。
ここ数年は、ブランド化確立と効率化の同時達成を図るため全ブランドのショールームと整備工場を徒歩圏内に集中させる「ドミナント戦略」を推進してきました。
本社棟とポルシェワークショップをポルシェセンター熊本の隣接地に建設、プジョー熊本を移転リニューアル、その隣接地にシトロエン熊本をオープンしました。その後、プジョー・シトロエン・ワークショップを移転リニューアル、ポルシェ認定中古車ギャラリーを続けてリニューアルいたしました。 2019年に新車両置場の購入、2021年にアデルコレクションギャラリーの開設、2024年には、ポルシェEV専用整備工場の建設し、全施設敷地 面積14,452㎡(4,378坪)となり、店舗・整備工場の拡張を実現しました。
会社の企業理念、方向性は、『全ての判断は、損得ではなく善悪でする』ことで、日頃から社員の方々に求めていった結果、共有されてきたように思います。
もう一つ、"大きな努力で小さな成果"を上げてほしいということも願っています。
経済の原則は本来、小さな努力で大きな成果を得ることですが、当社が目指すのは確実な一歩。
大きな努力を払い、小さな成果しか得られなくてもそれでかまわない。
社員の方々には簡単なこと、単純なこと、単調なことをおろそかにせず、正義感に満ちた誠実な姿勢で仲間やお客さまに向き合うことを期待します。
こうした地道な積み重ねで目指しているのは、大きな会社ではありません。
アデル・カーズが目指すのは"強い会社"。
それは職場環境、福利厚生、財務体質、社風が良好で、人間学を学び、人として崇高な志を備えた社員さんがいる会社です。
そのために社員さんの事情を真摯に聞きとり実現可能な範囲で個別の労働条件変更にも向き合っております。『社員さんの労働条件は、ひとりひとり全員が違ってよい』という方針です。
働き方の多様性に適応した誰もが働きやすい環境づくりを推進することで、経済産業省、日本健康会議による、「健康経営優良法人」、熊本県の「ブライト企業」「くま活サポート企業」「よかボス企業」「SDGs事業者」に認定されております。熊本市より2019年以降、「子育て支援優良企業」の認定も受けており、自動車ディーラーとしての認定は弊社のみです。
2022年に熊本県の「KUMAMOTO よかボス AWARDS 2021」受賞、熊本商工会議所の「人を幸せにする経営大賞2022」では「キラリと光る取り組み賞」を受賞しました。
2024年には「くまもとSDGsアワード」において熊本県内SDGs登録企業2.300社以上の中で3位相当に値する入賞を受賞し、「優秀安全運転事業所」では最高位のプラチナ賞を受賞しました。
自動車ディーラーは、社員の方々の運転頻度が高く受賞するのは極めて稀だそうです。日頃の安全運転の啓蒙が身を結びました。
2025年は熊本県男女共同参画推進事業者として表彰をいただきました。
エネルギー分野では、2023年2月より熊本県内の自動車ディーラーとして初めて、全拠点の使用電力を「100%再生可能エネルギー」へ切り替えました。(再生可能エネルギーとは太陽光や風力、地熱等で発電された電力です。)
今後も自動車販売、自動車整備を主とする事業者として真摯に業務に取り組み、お客様、社員さんにとってより良い企業を目指して参ります。
2025年3月